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この記事では、花はさみを購入すべきか悩んでいる人に向けて、おすすめの理由や選び方についてわかりやすく解説します。
私が「もっと早く買えばよかった!」と後悔しているアイテムが、花はさみ(花バサミ・花ばさみ)です。
それまでは、普通のはさみやキッチンばさみで切ったりしていたけれど、実際に専用の花ばさみを使ってみてあまりの違いにびっくり!
現在私が愛用している2,000円台の花ばさみと、100均のもの・キッチンばさみの3つで切れ味を徹底比較したようすをご紹介します。
花はさみの種類や、どれがおすすめなのかもわかりやすく解説しますね。
webメディア編集者
えな
ena / Web media editor
家時間の長い在宅ワーカーゆえに【家の中でいやされる何か】を常に求めてさまよう人。主婦の暮らしを楽しく・快適にするサブスクが大好き。特にハマっているのはお花とコーヒーの定期便。
▼定期的に届くお花は698円から▼
花はさみと普通のはさみとの違いは?
普通のはさみやキッチンばさみで生花の茎を切ってしまい、使いにくさを感じた経験がある人も多いのでは?
どんな違いがあるのか、普通のはさみで花を切るとどうなるのか解説していきます。
- 刃が薄く、柔らかい茎もスパッと切れる
- 水揚げがよくなり花が日持ちする
- 力が入れやすいので硬い枝も切りやすい
- 水分に強くサビにくい
- 刃が厚く、柔らかい茎をつぶしてしまう
- 水揚げがうまくいかず、花が日持ちしない原因に
- 硬い枝を無理に切ると刃こぼれする可能性も
- 刃に付着していた菌が切り口から入ると、花を傷めるリスクがある
花はさみは刃が薄くスパッと切れる!水をしっかり吸うから日持ちもアップ
花はさみと普通のはさみとの違いは、刃の厚みにあります。
紙を切るような工作用のはさみは、花ばさみに比べると刃に厚みがあるのが特徴。
切るものにしっかりと圧がかかるつくりなので、普通のはさみで柔らかい花の茎を切るとぐしゃっとつぶしてしまうんです。
切り口がつぶれると水を吸い上げにくくなってしまう
一方、花はさみは刃が薄く、茎にかかる圧を最小限にとどめてスパッと切れるのがメリット。
茎の中の導管をつぶさないので、水をしっかりと吸い上げます。水をたくさん吸わせてあげることが花の持ちにつながるので、切れ味のよさは欠かせない要素です。
力を入れずに持てるよう、持ち手やグリップは大きめ。長時間でも疲れずに使える
花はさみと普通のはさみは、持ち手やグリップのデザインも異なります。
花はさみの場合、紙を切るときのように一度に何センチも切るわけではないのでは刃先は短め。
そのぶん持ち手はやや大きめで、指だけでなく手全体でしっかり握れるようになっています。
柔らかい茎だけでなく枝ものを何本も切ったり、ガーデニングで長時間剪定に使ったりするときは、疲れにくいことも大切。
たとえば、私が愛用している坂源のハンドクリエーションは、手にしっかりとフィットするようグリップにくぼみがつけられているから、持っているときの安定感がバツグン!
手をいっぱいに開いて硬い枝ものを切るときも、グリップがあるものならフィット感がよく切りやすいです
花はさみはサビにくい素材がおすすめ。水の中で切る「水揚げ」も安心
花を切るために作られたはさみは、水に強くサビにくいのも魅力です。
切り花は、水を吸い上げやすくするために「水揚げ」と呼ばれるお手入れを行いますが、普通のはさみだとサビが気になりますよね。
お花屋さんで購入したお花や定期便で郵送されてきたお花は、茎から十分に水が吸い上げられていない状態。
花瓶に生ける前に、専用のはさみで水揚げすることで花の持ちがグッとアップします。
それ以外でも、水分を含んだ茎を切ったり花芽を摘んだりと、濡れることも多いのが花はさみ。サビにくいものを選べば、長く快適に使えます。
100均の花はさみでも問題なく使える?2,000円台の花ばさみ・キッチンばさみと切れ味を比較
花はさみの購入を検討しているときに、「100均のはさみでもいいかな?」と思う人も多いはず。
私もまずは100均で探し、セリアの花鋏を購入してみました。
その後Amazonで花はさみを購入しましたが、結論から言うと、2,000円前後で買える花はさみと100均のものでは、切れ味も使いやすさも全然違ったんです!
しかも、その前はキッチンばさみで切ったりもしてました…。
今回は、花のサブスクで届いたガーベラを使って、3つのはさみの切れ味を比較してみました。
ガーベラを選んだ理由は、茎が柔らかく切れ味の差がはっきりわかるから。
ガーベラの茎は中が空洞になっていて、スパッときらないとつぶれやすいんです。
- 坂源のハンドクリエーション
- 100均のもの(セリア ステンレスフラワー鋏)
- 20年以上愛用のキッチンばさみ(ZWILLING)
ハンドクリエーションは、古流型とも言われる伝統的な形状をしたはさみ。
初心者でも使いやすいということで選びましたが、プロのフローリストでも使っている人が多い定番の花はさみです。
100均の花ばさみのなかから選んだのは、セリアのステンレスフラワー鋏。
ダイソーなどもチェックすると、枝切り鋏やガーデニングはさみと名前のついた商品がいくつか見つかりました。
100均にも意外とたくさん種類があって、ピンクやイエローなどカラーバリエーションも豊富
セリアのステンレスフラワー鋏を選んだのは、スリムな見た目に惹かれたのと、口コミで高評価だったから。ステンレスを使っているので、サビにくさも期待して選びました。
さっそくガーベラの茎を切ったときの画像がこちら▼
セリアとキッチンばさみで切った茎は、中が少しつぶれ、切り口もややギザギザになってしまいました。
セリアの切り口はキッチンばさみよりはきれいだけど、ハンドクリエーションと比べると違いは明らか!
今回は検証のために斜めに切っていますが、本来ガーベラはまっすぐ切ります
切る瞬間も、スパッと気持ちよく切れるハンドクリエーションに対し、セリアはザクっとした感触、キッチンばさみに至ってはつぶしながら切っているような感覚。
比べてみると違いがはっきり。千円する花ばさみのほうが長く使えておすすめです。
枝物も切ってみましたが、サクッと切れたのはハンドクリエーションだけ。あとの2本は切るのに結構苦戦してしまい、100均のものは少し刃こぼれが見られました。
花はさみの選び方とは?初心者は「つる手・古流型」「フッ素加工」を選んで
花はさみを選ぶときは、まず持ち手の種類をチェック。その次に、刃の素材を選ぶと自分に合ったものを選べます。
「わらび手・池坊型」と「つる手・古流型」の2つの持ち手から選ぶ。剪定ばさみタイプも
わらび手の花はさみは、持ち手の先端がくるっと折り返した形になっています。
持ち手を握り込むように持って切るので、慣れないうちはちょっと扱いづらいかもしれません。
メリットは、力を入れやすく、多少の太い枝ならスパッとカットできること。生花の流派でも使用されることが多く、池坊型とも言われます。
わらび手のように包み込むはさみには、剪定ばさみタイプもあります。
力を込めやすい形状で、束ねた花束の茎もスパッと切れることから、プロのフローリストさんにも愛用者の多いはさみです。
生け花用との違ってバネ式のものが多いので、繰り返し切るときも手に負担がかかりにくいですよ。
初心者におすすめなのは、通常のはさみのように切る「つる手・古流型」。
私も使っていますが、誰でも簡単に扱えるし、使っていて疲れないのがお気に入りのポイントです。
刃の長さにはいろいろなタイプがありますが、お花を生けるだけなら、刃が短めのものが切りやすくておすすめです。
刃の素材にも注目。お手入れしやすいフッ素加工がおすすめ
花はさみの刃には、鉄・ステンレス・セラミックなどがあります。
選ぶときのポイントは、「切れ味」か「サビにくさ」のどちらを重視するか、です。切れ味がよいのは何といっても鉄。軽い力でもスパッと気持ちよく切れる一方、サビやすい素材です。
サビに強いのはステンレスやセラミック。切れ味では鉄に負けるものの、手入れがラクなのはメリットです。
初心者におすすめなのは、鉄素材にフッ素加工が施されたもの。
花はさみには、ヤニやシブと呼ばれる樹液がつきやすく案外汚れが目立つのですが、フッ素加工してあるものなら汚れも防いでくれます。
使い終わったらサッと洗って水けを拭き取るだけで、長い間きれいな状態をキープできますよ。
手にフィットするものを選んで、花のある暮らしを楽しもう
花を生けるなら、ぜひ手にフィットする使いやすい花はさみを手に入れましょう。
ひとつ持っているだけで、花のある暮らしがグッと楽しくなりますよ!
お花の定期便で迷ったら?
花の定期便を「安い順」にご紹介
ポストに届くタイプからボリューミーな手渡しタイプまで、花の定期便(サブスク)13種類を厳選してご紹介。「どの定期便がいいの?」と迷った際は参考にしてみてください。