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益田ミリさん原作のドラマ「僕の姉ちゃん」の名言に心が救われた話

僕の姉ちゃん 名言まとめ

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益田ミリさん原作の漫画「僕の姉ちゃん」がドラマ化されています。

Amazonプライムビデオで観たときは、心に刺さる名言の数々に軽い衝撃を受けました。ここまで共感するドラマは久しぶりかも。

姉と弟(ともに独身)による「つかの間の二人暮らし」を描いた作品で、姉が発する名言がとにかく刺さるんです。

観ている最中に思わず、

それ!それが言いたかった!

と言いたくなるようなセリフが全話にちりばめられたドラマって、意外と出会えない。

今回は、そんなドラマ『僕の姉ちゃん』の名言を紹介しつつ、私の感じたこともつづっていきたいと思います。

この記事を書いた人

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えな

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家時間の長い在宅ワーカーゆえに【家の中でいやされる何か】を常に求めてさまよう人。主婦の暮らしを楽しく・快適にするサブスクが大好き。特にハマっているのはお花とコーヒーの定期便。

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ドラマ「僕の姉ちゃん」のあらすじ

ぴりりとした名言を生み出す姉・白井ちはる(黒木華)と、姉の言葉に動揺しつつ納得してしまう純粋な弟・白井順平(杉野遥亮)は、両親が海外出張で不在のため、つかの間の2人暮らしをしている。

姉は輸入家電の会社に勤める30歳のOL、弟は冷凍食品メーカーに勤める社会人1年目。

仕事が終わりそれぞれの想いを抱えながら帰宅すると、どちらからともなく始まる姉と弟の会話。

たいていは思い思いに好きなものを食べ、なんとなく2人でお酒を飲んだりしながら、仕事・恋愛・人生についてたわいもない会話が繰り広げられていく…。

ときにはソファに寝そべってパックをしながら、ネイルを自慢したり、弟のデートをからかったりしながら炸裂する「姉ちゃん」の言葉は、ひねくれているようで妙に本質をついていて、次第に納得していく弟。

仕事も恋愛も「まっとうな何か」を守りながら生きる姉と、姉の言葉にいつのまにか勇気づけられ自分だけができる何かを見つけようとする弟の姿を描いている。

『僕の姉ちゃん』

「僕の姉ちゃん」の名言を集めました|ちはるの言葉にグッとくる人続出

「僕の姉ちゃん」はキャストのすばらしさはもちろん、小道具や音楽も魅力的。そして、なんといっても姉であるちはるの名言が本当に刺さるんです。

紙に書いて壁に貼っておきたいくらい!

そんな各話の名言の数々を、詳しくご紹介していきます。

※ネタバレが含まれている箇所があります。

「女の子のふと見せる素の部分とかいいんだよね」「女に無意識などない!」第1話

第1話のタイトルは「家庭的キーワード」。

メーカーに勤務する社会人1年目の順平はある日、同期の真田さんが可愛くあくびをするのを見かける。彼女のことが気になり始めていた順平はその姿に思わずきゅん。

帰宅後、そのことをちはるに話すと、

順平。女に無意識などない!

とガツンを言われ動揺してしまう。

わかる。わかりすぎる。

男から見ると無意識に見える女性のしぐさって、実はたくさんありますよね。本当は意識しているのに、さりげなく無意識レベルまで落とし込んで発するやつ。

同様に、小さくくしゃみをする、かわいく伸びをする、小首をかしげて考え事をする、頬杖をつく、などなど女性から見るとあざといしぐさも、男性からは「無防備でかわいい」素のしぐさに見えるみたい。

無意識を装ったしぐさと同様に、「家庭的キーワード」も女性が多用するテクニックだと男性は気づいているのかな。

  • パンを作っていたら小麦粉が携帯に入ってしまって…」
  • アイロンをかけながら見ていたテレビが…」
  • いつも寄るお花屋さんの前で友達に会って…」

男性が気づかないレベルで仕込まれた、効果抜群の「家庭的キーワード」の効き目はすごい。「私は家庭的な女性なんですよ」と無意識レベルでアピールできますもんね。

「姉ちゃんにだって母性みたいなもんはあるだろ?」「育ててもない男にそんなのあるわけないじゃん」第2話

第2話のタイトルは「指の毛」。

なんというタイトルだと思ったけど、いいところを突くなー。さすが姉ちゃん。

気になる同期の真田さんと映画に行くことになった順平が、ちはるから「女子の本気度は毛(ムダ毛の処理)でわかることもある」とアドバイスされるお話。

でも、それより私に刺さったのは「 育ててもない男にそんなの(=母性)あるわけないじゃん 」という言葉。

料理を作ってくれる女性には「”全部おいし~”って言うよ?」という順平に、「”おいし~って言うよ”じゃないよ。まずは”ありがとう”じゃないの?」と指摘するちはる。

どういう男になら料理を作ってあげるのか問われ「私が作ってあげたいに決まってるって思ってない男」と答え、「けど姉ちゃんにだって母性みたいなもんはあるだろ?」と食い下がる順平に言ったひとこと。

育ててもない男にそんなの(=母性)あるわけないじゃん

「幻想が好きならオーロラでも見てこいっつーの」と吐き捨てるちはるに驚く順平なのでした。

ああ、気持ちいい。

それそれ!それが言いたかった。

女性に母性を強要する男性って多いけど、「そんなの押し付けないで」「私はあなたのお母さんじゃない」って思いますよね。

「母性=無償の愛」みたいなものを期待してるのかもしれないけど、料理を作ってあげるのと母性は関係ないのが理解できないのかな。

「あんたのいいところは、別にあんたが知らなくてもいいんじゃないかい」第3話

第3話のタイトルは「出世する人、しない人」。

ある日のこと、仕事でミスをして帰宅した順平が「つくづく自分のことが嫌になる」「俺にはいいところなんて全然ない気がする」と弱音を吐く。

落ち込む順平にちはるがこう声をかける。

あんたのいいところは、別にあんたが知らなくてもいいんじゃないかい

「友達も知ってるし私も知ってるよ、順平のいいところ」と語りかけるちはるの優しさが垣間見えたシーン。

ここはぐっときた。しみました。

家族とか友達とか一緒にいる誰かがこう言ってくれるだけで、生きていける力になる気がするな。

誰だって自信をなくすことはあるけれど、ひとりで立ち上がるのは結構つらい…。

「1日10時間くらいの結婚でいいな。残り14時間は今の私なの。」第4話

第4話のタイトルは「結婚の適量」。

23歳で結婚には夢しかない順平と、30歳で結婚には現実のあれこれがセットだと知っているちはるの会話はどこまでもかみ合わない。

憧れの夫婦とその子どもと休日を過ごしたことで、自分はきっと「いい父親になりそう」と結婚を超えて憧れを抱く順平。

結婚について聞かれたちはるは、

「1日10時間くらいの結婚でいいな。1日10時間は結婚してる私、残り14時間は今の私なの」

と順平には理解不能な答えを返す。

1日10時間くらいの結婚でいい…。

私もこれを友達に言ったら、「私は24時間の結婚がいいなあ」と返されてしまった。ちはるの言葉を共有できる人はどのくらいいるんだろう。

結婚するまでは当たり前だった一人の時間を、結婚した途端手放してしまった人ほど、こんなはずじゃなかったって思うはず。

結婚することで豊かになった人生ではあるけれど、失った一人の時間に思いをはせてしまう。

「勝負下着じゃないなら、あとは単なるアクシデント」第5話

第5話のタイトルは「浮気ライン」。

純粋な順平が好きな女性をデートに誘うシーンと、浮気相手とのデートを「将来への保険よ」と語るちはるの対比が面白いお話です。

「浮気はどこからか」順平に聞かれたちはるの答えは、「家出る時、もしものために勝負下着にしてたかどうかが浮気ラインだわね」というもの。

「勝負下着じゃないなら、あとは単なるアクシデント。」

と、お酒を飲みながら不敵に笑うちはる。

どこからが浮気ラインかは人によって違うけれど、ちはるにとって「不意に訪れたアクシデントは浮気には含まれない」ってこと。勝負下着じゃないってことは、想定していなかったできごとな訳で、つまりそれは浮気ではないのだ。

計算づくのアクシデントもあったりして。

「料理できなさそうじゃん?って男子につかまらないためにネイルをしているのかもよ?」第6話

第6話は「わたしが別れる理由」。

好きだった女性に振られてしまった順平が家でチャーシューを作っていると、ネイルアートを自慢しながらちはるが帰宅。

「料理できなさそうじゃん?」という順平に、ちょっと不機嫌そうにちはるは言います。

わたしら女子は、料理できなさそうじゃん?って男子につかまらないためにネイルをしているのかもよ?

男性の中には「女性のネイルとかメイクとかって、正直そんなに必要?」という本音を持っている人多いかも。俺のために家事をするときには必要のないものだから、ね。

でも、派手なネイルやメイクは女性の鎧(よろい)。

そう思っている私には、ちはるの言葉はものすごく腑に落ちた。

ネイルを見ただけで「料理できなさそう」なんて思うような男性は、こちらから願い下げでOKなのである。

「絶対にやらないことをひとつ決める」「長い時間をかけて、自分の売りにしていくわけさ」 第7話

第7話は「自分の売り」。

恋愛にまつわる話が続いていたけれど、ここへきて仕事というか人生のお話。

仕事の悩みをかかえ落ち込む順平。しつこく聞き出すことはせずコンビニにシュークリームを買いに行くちはる。さりげなく「一緒に食べよう」と誘うと、順平は正論ばかり持ち出す上司の話をする。

自分は間違っていないと思うものの、「俺、自分の売りがわからないんだよね。俺にしかできないことってないし」と悩む順平に、ちはるはこう言う。

「絶対にやらないことをひとつ決める」「長い時間をかけて、自分の売りにしていくわけさ」

ちはるの言葉にも感動したけれど、その前に、何も言わずに寄り添う姿にぐっときてしまった。

一緒に住んでいると「なんだか今日は元気ないな…」と気づくもの。気づかない人もいるけど、気づける自分でいたい。

そんな時自分ならどうするだろう。どうして欲しいだろう。

そして、自分の売りがないと嘆く人に「絶対にやらないことをひとつ決めたらいいよ」とアドバイスできるちはるの人間性がうらやましい。

「返信がないのは私のせいじゃないもん」第8話

第8話は「尽くさない女」。

気になるイケメンをデートの誘ったものの、返信が来ないとぼやくちはる。

「でも、姉ちゃんそんなに落ち込んでなくない?」と言われ、「私はデートに誘っただけ」とさらり。

誘った勇気までが私のもので、返信の有無まで知らんがな

これって、相当な名言ですよね。

デートの誘いだけじゃなく、メールやラインの返信をつい待ってしまう人に届けたい。いちど放ったら、あとはもう相手におまかせするしかないですよね。

返信するかどうか、いつ返信するかなんて相手にしかわからないのに、やきもきしちゃうのはもうやめた。

「人は全人類に好かれなくても生きていける」第9話

第9話は「ハイヒールを履く」。

ある日の夜、順平がソファで寝落ちしていると、かなり酔っぱらったちはるが帰ってくる。相当いやなことがあったらしいが、詳しいことは語らない。それに気づくも、順平も気の利いたことを言ってやることができない。

人は、全人類に好かれなくても生きていけるよな?

とちはるに聞かれた順平は、きっぱりと「問題ない!」と返事を返したのでした。

第9話で初めて描かれる、ちはるの弱った姿。

それでも詳しいことは一切話さないのがかっこいいし、そんな姉を気遣う順平の力強い「問題ない!」はなんだか心に響いた。

全人類に好かれて生きていくことはできない。嫌われないようにと生きていくよりも、「私を嫌いでも知らんがな」と割り切った方が絶対生きやすい。

わかってはいるけれど、たまにはお酒のチカラも借りたくなるよね。

わかりすぎて、ちょっと切なくなってしまった。

「妻になっても嫁にはならん」第10話

第10話「手巻き寿司」の日。

最終話だけに、もう名言だらけなんです!

順平の出したひらがなを元に、かるた式に短く「いいこと」を言っていくちはる姉さんは、言葉の天才。

  • 明日は明日の甘いもの
  • 妻にはなっても嫁にはならん
  • 待ってねえやつ先に来た

とくに、妻にはなっても嫁にはならん」は私的共感の嵐。

海外出張から両親が帰ってくる日は手巻き寿司パーティーをすることに。部屋を掃除する順平は、ちはるに「なにか捨てるものある?」と聞きます。

「心の内のモヤモヤを『いま捨てた!』って確実に確認できると、安心できるんだよね」というちはる。

捨てたことを確認できないから、人は苦悩するわけよ「形なきものを手に取って捨てられたら、ノーベル賞間違いないね」

形のないものを捨てられたらどんなに楽だろう。

心のモヤモヤとか、人から見下げられたくやしさとか、頑張りすぎる心とか。

捨てられないモヤモヤを心にためてしまわないように、たまには声に出してゴミ箱に投げ捨ててみようかな。

そんなことを笑いあいながらできる姉弟がうらやましくて、たまらなくなった最終話でした。

名言が詰まった「僕の姉ちゃん」は、何回でも観返したい

何気なく見始めたドラマだったけど、第1話からぐっと引き込まれてしまいました。

1話30分の短い時間はほんわかとしつつも、ちはるの名言がスパイスのように効いていて、何回でも見返したくなってしまいます。

ドラマは、Amazonプライムビデオで全話見放題。テレビ東京でも放映されたので、さらに「ちはるの名言」にハマる人が続出しています。

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