引っ越しを機に、観葉植物を部屋に置くのをやめました。
リビングや寝室などに少しずつ増やしてきたのを数えてみると、大きいものから小さいものまで10鉢もあった!
それらを欲しい人にあげたりしてすべて処分。
癒し効果を期待して部屋のあちこちにグリーンを置いていたものの、私にはデメリットの方が大きかった…。

共感してくれる人が結構いるはず。
とは言え、グリーンにはメリットも多いので、この記事でちゃんと比較してみようと思います。
私が観葉植物を部屋に置くのをやめた理由

理由をシンプルに言うと、
観葉植物に疲れてしまった!
から。
いませんか? 観葉植物疲れの人。

身も蓋もないね

でも、グリーン自体は大好きなんだよ。
観葉植物の水やりが負担だった
いちばん負担だったのは、水やり。
「そんなのただ水をあげるだけじゃん」って思うかもしれないけど、たかが水やりされど水やり。
観葉植物って、水をあげすぎると根腐れするけど足りないと枯れてしまうんですよね。当たり前だけど…。
毎日10個の観葉植物をチェックして水をあげるのはかなり大変…。

ジョーロを持って何回も水を運ぶのも大変だったな。
観葉植物を置くと室内に虫が出る
よく考えてみたら本来外にあるべき植物を室内に置いているので、虫などが寄ってくるのも自然なこと。
名前のよくわからない小さな虫がたまに現れるのが本当に嫌だったんです。
購入したお店ですでに虫がついていて、自宅で発見してビックリなんてこともありました。

知らずに虫を連れてきちゃったなんて!
外に出さなければめったに虫が出ることはないはずだけど、この世で一番嫌いな虫が集まるのは絶対に避けたい。
植え替えが面倒
観葉植物は1,2年に1度は植え替えが必要。
栄養分のなくなった土を新しいものにかえたり、鉢を大きくしたり、とまあまあ大変です。
しかも、植え替えに適した時期というものがあるので(5~9月ごろ)、タイミングを見ていっせいに植え替えるのがなかなかのイベント感!
植え替えのとき、根っこに虫を発見して大騒ぎすることも…。
使っていない植木鉢の収納に困る
素敵な植木鉢と観葉植物をセットで購入することが多かったのですが、枯れてしまったりすると植木鉢だけが残されます。
それが何個もたまると、収納場所にものすごく困るんですよね。

みんなどうしているのかしら~
大きなサイズの植木鉢だとさらに場所をとるし、存在感もすごい…。
観葉植物を室内に置くデメリット

この記事を書くにあたり改めて調べてみると、観葉植物にはいろいろなデメリットがあることがわかりました。
主なものは次の通り。
- 留守が多いと枯れやすい
- 育ちすぎることもある
- 土にカビが生えることがある
- 夜は酸素濃度を低くする
- 虫を誘ってしまう
- 毒性がある植物もある

④の酸素濃度にびっくり!
留守が多いと枯れやすい
観葉植物の大切なお世話である「水やり」。
留守が多かったり旅行などで長期間不在にする場合は、水やりができないことになります。

自動で水を補給してくれるグッズを使う手もあるけどね。
部屋を閉め切ってしまうと空気の循環が悪くなるので、根腐れなどでさらに枯れやすくなるデメリットも…。
育ちすぎてしまう
観葉植物は南国生まれのものが多く、1年で驚くほど成長してしまうことがあります。
大型のものは天井まで届いてしまったり、ツル系のものは剪定しないとうっそうとしてきたり。

小学生の娘が「ジャングルになっちゃう」って泣いたこともあったっけ。
うちにあったオーガスタは見る見るうちに大きくなって、結構な圧迫感でした。
葉っぱも大きくてホコリが積もるほど…。
モンステラなども光を求めてどんどん伸びるので、選定などの管理が大変でした。
土にカビがはえることがある
水やりを上手にしないと、土カビが生えることがよくあります。
土の表面が乾いてから水をあげるのが基本だけど、枯れるのがこわくてついあげ過ぎちゃうんですよね。
梅雨の時期などに土にカビが生えているのを発見すると、癒し効果どころじゃなくなります。
しかも、そのままほおっておくとフローリングなどにカビがうつることもあるとか。
夜は酸素濃度を低くする
「観葉植物を置くと酸素を放出してくれるから空気がきれいになる」と言われますが、夜はその反対になるのをつい忘れがち。
夜の間の植物は、人間と同じく酸素を吸って二酸化炭素を吐くんです!
私はこれをすっかり忘れて、寝室にもいくつか観葉植物を置いていました。
寝ている間に植物たちと酸素を取り合っていたなんて~。
虫を誘ってしまう
観葉植物についてしまう害虫はアブラムシやオンシツコナジラミなど。
「なにか白いものがついているなー」と思ってよく見ると、小さくうごめく虫だった…なんてこともあります。
みんなが大嫌いなGは暖かい植木鉢の下が好きなので、鉢を動かしてばったり遭遇してしまう可能性も。
毒性がある植物に注意
観葉植物で人気のポトスやアイビーは、猫などのペットにとっては毒性のある植物。
他にも、ドラセナやすずらんなども危険です。
アロエの表皮にも発がん性のある成分が含まれているので、ペットを飼っている人はチェックしておきましょう。
観葉植物を室内に置くメリット
デメリットばかり並べてきましたが、そもそも観葉植物には大きなメリットがあるからみんな飾るんですよね。
ここでは、観葉植物がもたらすメリットについて解説します。
- 素敵なインテリアに欠かせない
- 空気清浄効果がある
- 癒しとリラックス効果がある
- 加湿効果がある
- 殺菌、消臭効果がある
置くだけでインテリア的に素敵になる
観葉植物を部屋に飾る大きな理由はこれ!
部屋にひとつ置くだけであら不思議。あっという間におしゃれな雰囲気ができちゃいます。
家具やカーテンをそろえるのは大変だけど、観葉植物なら簡単にできるのも人気の秘密。

コンセントまわりなどを隠したいときにも役立つよね。
空気清浄効果がある
植物は光を吸収するときに二酸化炭素を吸って酸素を出します。
人間の逆ですね。
つまり、人間に必要な酸素を作り出してくれる効果が期待できるんです。
植物の種類によっては体に害を及ぼす有害物質を吸収する力をもっていることも!
- サンスベリア
- スパティフィラム
- ドラセナ
- アレカヤシ
- ポトス
なんでもこうした観葉植物の空気清浄効果はNASA公認とのこと。
オフィスでサンスベリアやドラセナをよく見かけるのは、空気清浄機能を期待しているのかも。
癒しとリラックス効果がある
観葉植物を見ると、気分が落ち着いてすっきりしますよね。
グリーンを見て癒されたりリラックスするのは、研究によっても実証されている効果。
人間はストレスがたまるとコルチゾールという物質が出るのですが、観葉植物を見ることでその数値が下がることがわかっています。

見えるところに置くとさらに効果的。
自然があるところに出かけると心と身体がリラックスするのは、ちゃんと科学的根拠があるんです。
室内に観葉植物をたくさん置きたくなるのは、無意識に癒しを求めている証拠かも。
部屋が加湿される
部屋にいるとどうしても乾燥が気になりますが、観葉植物を置いておけば自然と加湿してくれます。

たしかに植物からのうるおいを感じる。
理科でも習ったけど、植物は根っこから水を吸って葉っぱの気孔から放出(蒸散作用)します。
加湿を期待するのなら、なるべく葉っぱの大きな観葉植物がよいかもしれませんね。
殺菌、消臭効果がある
観葉植物は、健康によいとされる「フィトンチッド」という物質を放出しています。
フィトンチッドには防虫効果や殺菌作用、消臭効果があり、部屋を清浄にたもつのに一役買ってくれるんです。

土にカビが生えやすいデメリットと真逆の効果で悩ましい…。
観葉植物のメリットとデメリットを比較
ここまで詳しくみてきた「観葉植物のメリット・デメリット」を比べてみると、次のようになります。
- 素敵なインテリアに役立つ
- 空気清浄効果
- 癒しとリラックス効果
- 加湿効果
- 殺菌、消臭効果
- 留守が多いと枯れやすい
- 育ちすぎることも
- 土にカビが生えがち
- 夜は酸素濃度を低くする
- 虫を誘ってしまう
- 毒性がある植物も
観葉植物は買ってきて部屋におけばいいだけなので、手軽と言えば手軽。
インテリアが素敵に見えたり癒されるリラックス効果を優先するなら、観葉植物のお世話も苦にならないのかな。
もちろん私もメリットは感じてきたけれど、長年観葉植物を置き続けてきた結果、負担の方を多く感じるようになってしまったんですよね。
生き物を部屋に持ち込むということは、ちゃんと愛情をもってお世話できるかどうかが大切。
メリットはあるけれど、デメリットも多いということを知っておきたいものです。

ポイントは「生き物をちゃんと育てられるかどうか」ですね。
観葉植物の代わりになるものは?

観葉植物をやめてしまった私は、水やりなどの負担から解放された代わりにリラックス効果を手放してしまったことになります。
お庭の木が目に入るとはいえ、これはやっぱりさみしい…。
そこで最近始めたのが、お花を飾ること!
お店に行くのはちょっとハードルが高いので、花の定期便(サブスク)を利用することが多いです。

ポストに届けてくれる手軽なタイプが便利。
緑のお花だけを扱った定期便もあるので、いろいろ試して楽しんでいます。
まとめ | 観葉植物はメリットとデメリットがあることを知っておこう
観葉植物をひとつ部屋に飾ると、急にお部屋のリラックス度が上がるのが実感できますよね。
でも、枯れてしまって悲しい思いをしたり土などの処分に困ることもあります。

素敵なのは間違いないけど、買う前にデメリットも考えるようにしよう!
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