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引っ越しを機に、観葉植物を部屋に置くのをスパッとやめました。
リビングや寝室などに少しずつ増やしてきたのを数えてみると、大きいものから小さいものまで10鉢もあった!
それらを欲しい人にあげたりしてすべて処分。癒し効果を期待して部屋のあちこちにグリーンを置いていたものの、私にはデメリットの方が大きかった…。
これ、共感してくれる人が結構いるはず。
この記事では、部屋に置く観葉植物のデメリットとメリットを詳しくご紹介していきます。
webメディア編集者
えな
ena / Web media editor
家時間の長い在宅ワーカーゆえに【家の中でいやされる何か】を常に求めてさまよう人。主婦の暮らしを楽しく・快適にするサブスクが大好き。特にハマっているのはお花とコーヒーの定期便。
私が観葉植物を部屋に置くのをやめた理由
観葉植物をやめた一番の理由は、「観葉植物に疲れてしまった」から。ほかにもいませんか? 観葉植物疲れの人。
具体的な理由は次の4つです。
- 観葉植物が多すぎて部屋への圧迫感が気になりはじめた
- 毎日の水やりがとっても負担…
- 室内に虫が出た!買った観葉植物についてきたこともあり
- 植え替えが面倒。鉢や土の置き場所に困る
置き過ぎるとよくない。部屋が観葉植物だらけでジャングル状態…
観葉植物にはまると、どんどん増やしてしまうんですよね。
窓際はもちろん、キッチンから本棚までさまざまなサイズの鉢植えをずらり…。ハンギンググリーンにも手を出していたので、もう家の中が観葉植物でいっぱいになってしまいました。
とくに気に入っていたのが、モンステラやウンベラータなど葉っぱの大きい植物たち。背もどんどん高くなるので圧迫感がすごくて、「ここはジャングルか!」なんて冗談を言うくらいになってしまったんです。
はじめの頃は「自分も水やりしたい!」なんて言って楽しんでいた家族も、数が増えるにつれ、「ちょっと多すぎるよ…」「観葉植物をもう買わないで」と不評の嵐。
癒しを求めて数を増やした結果、家族のストレスにもなっていたのに気づいたときは結構ショックでした。
毎日の水やりが負担になった。鉢の移動も大変
観葉植物を管理するうえでいちばん負担だったのは、毎日の水やりです。
「そんなのただ水をあげるだけじゃん」って友達には笑われたけど、たかが水やりされど水やり。水道の蛇口まで水を汲みに行くのも大変でしたが、たまにベランダにずらーっと並べて水をあげる作業も徐々に負担に感じ始めました。
しかも、観葉植物って、水をあげすぎると根腐れするけど足りないと枯れてしまうんですよね。当たり前だけど…。
毎日10鉢以上の観葉植物をチェックして、必要と思われる量の水をあげるのはかなり大変でした。
室内に虫が出た!買った観葉植物についてきたこともあり
よく考えてみたら本来外にあるべき植物を室内に置いているので、虫などが寄ってくるのは自然なこと。
ただ、鉢の周辺に、名前のよくわからない小さな虫がいるのをみかけるのが本当に嫌だったんです。購入したお店ですでに虫がついていて、自宅で発見してビックリなんてこともありました。
外に出さなければめったに虫が出ることはないはずだけど、この世で一番嫌いな虫が集まるのは絶対に避けたい…。
植え替えが面倒。鉢や土の置き場所に困る
観葉植物は1~2年に1度は植え替えが必要。栄養分のなくなった土を新しいものにかえたり、鉢を大きくしたり、とまあまあ大変です。
しかも、植え替えに適した時期というものがあるので(5~9月ごろ)、タイミングを見ていっせいに植え替えるのがなかなかのイベント感!植え替えのとき、根っこに虫を発見して大騒ぎすることも…。
さらに困るのが、使わなくなった鉢や土の処分。
ガーデニングショップなどで植木鉢と観葉植物をセットで購入することが多かったのですが、枯れてしまったら植木鉢だけが残されることもしばしば。それが何個もたまると、収納場所にものすごく困るし、土の処分も面倒なんですよね。
大きなサイズの植木鉢だとさらに場所をとっちゃう。ほかの使い道もないし、困ってしまう。
観葉植物はやめたほうがいい?観葉植物を室内に置くデメリットを解説
この記事を書くにあたり改めて調べてみると、「観葉植物は体に悪いから置かないほうがいい」「ペットにはよくない」など、さまざまなデメリットがあることがわかりました。
主なものは次の通り。
夜酸素濃度が低くなるということは、体に悪いともいえるんです。
それぞれ詳しくご紹介していきますね。
観葉植物は体に悪い?!夜は酸素濃度を低くするから注意
「観葉植物を室内に置くと、酸素を放出してくれるから空気がきれいになる」といわれますが、夜はその反対になるのをつい忘れがち。
夜の間の植物は、人間と同じく酸素を吸って二酸化炭素を吐くんです!
あたりまえと言えばあたりまえの事実なんだけど、私はこれをすっかり忘れて、寝室にもいくつか観葉植物を置いていました。しかも、ベッドサイドに大きな鉢植えをドドーンと…。
寝ている間に植物たちと酸素を取り合っていたなんて。
留守が多いと枯れやすく、旅行などの不在時に困る
観葉植物の大切なお世話である「水やり」。留守が多かったり旅行などで長期間不在にしたりする場合は、水やりができないことになります。
解決するなら、下記のような自動で水やりできる装置を使うのもあり。
ただし、部屋を閉め切ってしまうと空気の循環が悪くなるのは避けられません。
根腐れなどでさらに枯れやすくなるデメリットもあります。
育ちすぎると管理が面倒
観葉植物は南国生まれのものが多く、1年ほどで驚くほど成長することがあります。
大型のものは天井まで届いてしまったり、ツル系のものは剪定しないとうっそうとしてきたり。
小学生の娘が「部屋が全部植物になっちゃう」って泣いたこともあったっけ。
うちにあったオーガスタは見る見るうちに大きくなって、結構な圧迫感でした。葉っぱも大きくてホコリが積もるほど…。
モンステラなども光を求めてどんどん伸びるので、選定などの管理が大変でした。
土にカビがはえることがある
水やりを上手にしないと、土カビが生えることがよくあります。
土の表面が乾いてから水をあげるのが基本だけど、枯れるのがこわくてつい水をあげ過ぎちゃうんですよね。
梅雨の時期などに土にカビが生えているのを発見すると、癒し効果どころじゃなくなります。しかも、そのままにしておくと、いつの間にかフローリングなどにカビがうつることもあるとか。
ハンギンググリーンの土についたカビを吸い込んでしまうと、体にも悪いです。
虫を誘ってしまう
観葉植物についてしまう害虫には、アブラムシやオンシツコナジラミなどがあります。「なにか白いものがついているなー」と思ってよく見ると、小さくうごめく虫だった…なんてことも。
また、観葉植物の土には無機質なものと有機質のものがありますが、有機質のほうが虫が湧きやすいので注意が必要です。
- 有機質の土:原料は微生物に分解された植物などの有機物 虫が湧きやすい
- 無機質の土:原料は鉱物や火山灰などの無機物 虫が湧きにくい
コバエなどが集まってしまうこともあるので、土の種類にも注意が必要。また、みんなが大嫌いなGは暖かい植木鉢の下が好きなので、鉢を動かしてばったり遭遇してしまう可能性もあります。
ペットを飼っている人は注意!毒性がある植物もある
観葉植物で人気のポトスやアイビーは、猫などのペットにとっては毒性のある植物。ほかにも、ドラセナやすずらんなども危険です。
アロエの表皮にも発がん性のある成分が含まれているので、ペットを飼っている人は必ずチェックしておきましょう。
おしゃれなインテリアに欠かせない!部屋に観葉植物を置くメリットとは?
デメリットばかり並べてきましたが、そもそも観葉植物には大きなメリットがあります。
私も本当は観葉植物が大好き。増やし過ぎたせいで「いらない」ってなっちゃっただけとも言えるんですよね。
ここでは、観葉植物がもたらすメリットについて解説します。
置くだけでインテリアがおしゃれになる
観葉植物を部屋に飾る大きな理由は、インテリア空間をおしゃれに演出してくれるから!
部屋にひとつ置くだけで、あっという間にすてきな空間へと変化させる力が植物にはありますよね。壁紙の色や家具の風合いもさらに引き立つので、おしゃれなインテリアの仕上げには欠かせないアイテムでもあります。
家具やカーテンを買い換えるのに比べ、観葉植物なら簡単に取り入れられるのもうれしいポイントです。
鉢植えでコンセントまわりなどを隠したいときにも役立ちます。
植物には、癒しとリラックス効果がある
観葉植物を見ると、気分が落ち着いてすっきりしますよね。
グリーンを見て癒されたりリラックスするのは、研究によっても実証されている効果。
人間はストレスがたまるとコルチゾールという物質が出るのですが、観葉植物を見ることでその数値が下がることがわかっています。
見えるところに植物を置くとさらに効果的。
自然があるところに出かけると心と身体がリラックスするのは、ちゃんと科学的根拠があるんです。室内に観葉植物をたくさん置きたくなるのは、無意識に癒しを求めている証拠かも。
部屋が加湿される
部屋にいるとどうしても乾燥が気になりますが、観葉植物を置いておけば自然と加湿してくれます。
たしかに植物からのうるおいを感じる。
理科でも習ったけど、植物は根っこから水を吸って葉っぱの気孔から放出(蒸散作用)します。加湿を期待するのなら、なるべく葉っぱの大きな観葉植物がよいかもしれませんね。
室内の空気清浄効果が期待できる
植物は光を吸収するときに二酸化炭素を吸って酸素を出します。人間は酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すので、人間の逆。つまり、人間に必要な酸素を作り出してくれるのが植物です。
その植物を部屋に置くということは、「人間が吐き出した二酸化炭素を吸って、人間が必要な酸素を吐き出してくれる」ということ。
しかもなかには、「人間の体に害を及ぼす有害物質を吸収する力をもっている」といわれる観葉植物もあるんです!
- サンスベリア
- スパティフィラム
- ドラセナ
- アレカヤシ
- ポトス
なんでもこうした観葉植物の空気清浄効果はNASA公認とのこと。オフィスでサンスベリアやドラセナをよく見かけるのは、空気清浄機能を期待している場合もあるようです。
ただし、空気をきれいにするには相当量の植物が必要になるので、ほんの少しは貢献している、くらいだと思っておきましょう。
殺菌・消臭効果が期待できる
観葉植物は、健康によいとされる「フィトンチッド」という物質を放出しています。
フィトンチッドには防虫効果のほか、殺菌作用や消臭効果があり、部屋を清浄に保つのに一役買ってくれるんです。
観葉植物は部屋に置かないほうがいい?管理しやすい数を見極めよう
どうしても観葉植物を置きたい人は、「自分に管理できる数か」を考えて部屋に置きましょう。
デメリットとメリットを踏まえて出した私の結論は、以下のとおり。
- 置くなら水やりしやすい場所(水道の近く)
- 鉢植えの数を増やさない
- 無機質な土を使う(虫を寄せないため)
これらの条件を満たせる場合は、観葉植物を置くのはありかなと思います。水道のそばなら水やりもサッとできますし、数が少なければ管理もしやすいはずです。
そして、虫を引き寄せないために無機質な土を使う!
多肉植物に使うようなゴロゴロとした無機質な土なら、有機質の土に比べて虫が湧きづらく、ぐいぐいと成長するのも抑えてくれるのがメリット。
観葉植物は買ってきて部屋に置けばいいので、手軽と言えば手軽。インテリアが素敵に見えたり癒されたりと、メリットも多い観葉植物なので、お世話のしやすさを優先して選ぶとよさそうです。
もちろん、観葉植物のお世話が苦にならない人も多いと思うので、負担に思いたくない人向けの方法です。
観葉植物の代わりに、お花のサブスクを利用するのもおすすめ
観葉植物をやめてしまった私は、水やりなどの負担から解放された代わりにリラックス効果を手放してしまったことになります。お庭の木が目に入るとはいえ、これはやっぱりさみしい…。
そこで最近始めたのが、お花のサブスク(定期便)です。
プロのフローリストさんが選んだお花を自宅まで定期的に届けてくれるから、お店に行くのはちょっとハードルが高いと感じている人にもおすすめ。
安くてかわいいものから、ゴージャスなものまでいろいろな花の定期便があるので、好みに合わせて選べますよ。
私は4年ほど、LIFFT(リフト)の定期便を利用しています。他社よりも日持ちするので、長いときは2週間ほどしっかり楽しめます。
まとめ | 観葉植物はメリットとデメリットがあることを知っておこう
観葉植物をひとつ部屋に飾ると、急にお部屋のリラックス度が上がるのが実感できますよね。
でも、枯れてしまって悲しい思いをしたり土などの処分に困ることもあるので、買う前にデメリットも考えておきましょう。
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